手紙
そんな手紙と一緒に入っていた2枚の写真。
それから、“ストラップ”
「これが、俺?」
それを屯所の自室で不思議そうに眺める。
2枚の写真のうち、1枚は見慣れた海。
そしてもう1枚は3人の女の子が指を2本立てて写っている。
睦月の手紙によると、“真ん中の髪の長いんが私です”
「これが・・・睦月?」
始めて見る睦月に、心臓が高鳴る。
「こんなんじゃなくて、会えればいいのに・・・・」
沖田は切なく笑った。