手紙




とその時、沖田の背中にある襖が開いた。





「おーおーおー何だそれは」





どこで嗅ぎつけてきたのだろう。





部屋に入ってきたのは、土方だった。






「なんだ。土方さんですか・・・」






呟く沖田も無視で、土方は畳に散らばる2枚の写真を手にして言った。





「写真・・・・?しかも、色つき」






「睦月からの手紙に入ってたんですよ」






「へぇ~さすが未来の物は違うな」





感心しながら、海の写真、睦月の写る写真という順に目を通していく。





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