手紙





この流れ、きっと「遊ぼう」とでも言われるのだろう。





睦月はそう察し、憂鬱になるも、暇なのは暇なのだ。





嘘がつけなかった。





【一応空いてるよ】





同じく短文で返す。





すると返事はすぐに来た。





【じゃあ、駅前に4時ね】






「何これ。遊ぼうなんて言ってないじゃん・・・」






無理やりな誘いに、睦月は顔をしかめた。








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