手紙
「ね、ありえないでしょ」
3人が口々に言う中、睦月だけがポカンと、訳の分からないといった顔をしていた。
だが、構わず話は進められていく。
「ほら、最後にも。1864年って・・・」
「いたずらなのかなぁ?」
「多分ね。」
「ちょっとー全然話が見えないっ新選組って何ー?」
睦月1人、じたばたと暴れ出す。
「とにかく、この手紙は誰かのいたずら。流れてくるのもありえない。多分睦月の手紙をここで拾って、誰かがここにこの手紙を置いていったってこと」
おおざっぱな恵理の説明に睦月は首を傾げる。
「意味わかんないよ」
「つまり、返事する必要なしってこと」