手紙





いつだたったか、前に斎藤に「惚れているのか」と言われた時、言葉でも心でも否定していた。





だが、あの時からすでに自分は睦月を見ていた。







手紙だけでここまで惚れさせてしまうとは、さすが睦月だ。





なーんて感心したりもした。






睦月が好き。






睦月に会いたい。






途切れた手紙が、余計沖田の心をそうさせる。







想えば想うほど胸が苦しくなる。








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