手紙




胸を苦しそうに押さえながらも、喋ろうとする沖田。






もちろん斎藤はそれを止める。






「総司。何も言わなくていいから。寝てろ」







「一くん・・・ごめんね」








「寝ろ」






だが沖田は、斎藤の言葉を聞こうとしない。








「俺が行きたいって言ったばかりに、迷惑かけちゃったよね・・・それに、山崎にも一くんが怒られちゃった。ごめんね・・・」








「総司が気にすることではない」







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