手紙




「あ、一くん」






ピタっと斎藤の足が止まり、ゆっくりと振り向く。






「何だ」






「土方さんにも言ったけど、俺がいなくなっても睦月のこととらないでね?」







斎藤はフっと笑い、部屋を後にした。






「安心しろ」








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