手紙

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拝啓　蒼井睦月様


こんにちは。


お返事有難う御座いました。


再び貴方から手紙が来て、内心驚きました。


というより、疑います。


こう何度も海を渡って、同じ人物の元に手紙が届くことってあるんでしょうか。


この手紙は本当に海を渡っているのですか？



貴方の言う北海道とは、もしかして蝦夷のことですか？


日本の一番上と言うと、蝦夷しか浮かびません。


こんなこと言うのも申し訳ないですが、貴方は本当にその北海道という所に住んでいるのですか？


だって、こんな二度も貴方からの手紙を受け取るなんて、信じられません。



ありえないに近いのですから。



もし本当ならば、奇跡と呼んで良いのでしょうか。




1864.6.2
沖田総司




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「また、届いた」




１週間だった。