手紙
その後こっぴどく叱られたのは言うまでもない。
そうやって何気ない1日が過ぎていく。
楽しくて、楽しくて、時間が経つのがすごく早くて、陽はもう傾いていた。
「それでですね、5時を過ぎてしまったから、帰ろうとしたんです。そしたら岩の下で沖田さんのビンが夕日に反射して・・・・」
修学旅行の「あの日」を話す睦月。
ゆったりとした時間を過ごしていた時だった。
睦月の話し声と、土方の声が重なった。
「総司、入るぞ」
一仕事終えたのか、土方がやってきた。