手紙





ゆっくりと体を離し、見つめ合う。





そしてそのままキスをした。






波の音だけが2人の耳に響く。







唇を放し、また見つめ合う。






それから濡れるギリギリまで近づき、ビンを流す。






「それじゃあ・・・・」







沖田と睦月の手が離れる。






涙が溢れて溢れて、止まらない。







沖田も、堪えているのが分かる。






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