手紙




「6・・・・が・・・つ・・・・?」






「そ、大学生活始まってすぐに倒れてるの見つけたから・・・もう2ヶ月近くになるね」






「2ヶ月……」




状況を把握しようと頭をひねらせるが、まだボーッとしていて良く分からない。





「睦月、倒れる前どこに行ってたの?」




美咲が眉を寄せ、しかめた顔で睦月を顔のぞき込む。




「大学の入学式も行かないで、家にも帰らなくて、みんなでずっと探したんだから。そしたら海に倒れてて……」




泣きそうな顔の母親を見て、本当に心配をかけたのだと反省した。




と同時に、やはり自分にこの時代からいなくなった期間があったのだと確認することができた。




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