手紙




「あいにく俺ぁそんな浪漫には興味ねえ」




それだけ言い残すと、またスタスタとどこかへ行った。





「浪漫ねぇ・・・」






小さくつぶやく沖田の前を、風に乗った桜の花びらが横切った。





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