手紙
てなわけで睦月は現在こんな恥ずかしい状況におかれているわけだけど。
行き場のない自分の声をどう処理して良いかわからない睦月は、他人から見るとただただ恥ずかしい人。
顔が赤くなるばかりだった。
「もういや・・・」
小さくつぶやき、後ろを振り返るが、みんながいるのはずっと遠く。
3人が小さく見えた。
「ちくしょー・・・」
あまりの羞恥に泣きたくなるのを我慢して、再び海を見る。
そして声を振り絞って叫んだ。
「バカヤローーー!!!」
少し息が上がる。
何だかすっきりした気分だ。
よく見ると海も透き通っていて綺麗だ。