手紙





ニヤリと笑う沖田に、苦笑いの永倉。




今のは本気でびびったのだろうか。





冷や汗が出ていた。





「上にもまだいるらしい!僕行くから、しんぱっつぁん死なないでよね?」







「うるせーよ」





汗をぬぐう永倉を横目で、沖田は2階へ駆け上がった。






もう何人斬ったか分からない。





だけど、たぶん相当殺ったのだと思う。






そろそろ息切れが激しくなったようだ。






2階にいるのは、少人数であって欲しい。








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