手紙
力いっぱい剣を押し、とりあえず相手から離れる。
「はぁ・・・はぁ・・・・・・」
「息、切れてますよ?」
余裕を見せてくる攘夷志士に怒りを覚える。
こんなはずじゃない。
こんな雑魚1人、簡単に殺せる。
沖田は血と汗でベタベタする手でしっかりと刀を構え、一気に敵に突進した。
その瞬間、倒れる奴。
どうやら仕留めたようだ。
一気に舞い降りる安心感。
そして、「ゴホゴホ」と普段ない激しい咳と共に、その場に倒れ込んだ。