ドロップ-記憶-
「彼女誰!?」
「河和田」
くそっ!!あいつかよっ!
ってか、あれ?
「河和田さん、ハルが好きなんじゃ…」
うっ、キスしてたし…。
「あぁ、あれ?ごめん、あれ演技なんだ。キスしてないよ」
なに演技してたんだよ!
「ってか、やっぱ春斗好きなんだ?」
「!!………うん」
思わず目線をそらした。
だって、恥ずかしいし。
「よし、じゃあこれやるから二人で行ってこい」
そう言って渡されたのは
「………シュンセー!?」
ラブホの割引券だった。
ふざけないでよ、馬鹿!!