ドロップ-記憶-
部屋に戻ると、机の上には飴が置いてあった。
飴の下に“頑張れ”と書いた紙もあった。
うん…。ありがとう、春西。
私は、飴の入ってる袋をあけた。
中からは、何色かよく分からない色をしていた。
ピンクに近い。
舐めてみると、それはそれは…変な味で。
甘酸っぱくて、ちょっと苦くて…でも甘い。
そんな味だった。
ま、例えるなら“恋”ってとこかな。
私は、明日のことを楽しみにしながら眠りについた。