ドロップ-記憶-
二人の味
-翌日-
いい天気!
なんて清々しいのだ!
そんな天気の下、歩く私たちがいた。
「なぁなぁ、千歳」
「ん?」
隣で歩くハルの方を向くと
チュッ
と、軽い音がした。
「………?」
今のはなんだ?
口にも残ってるぞ、感覚が。
私は、目をパチクリさせた。
「千歳。俺、千歳のこと好きだよ。その…付き合ってください」
うぉーいおいおい!
まさかのか!
このタイミングでか!
ってかイキナリだな!
って、普通キスより告白の方が先だろ!