ただ、あなたを。 ~Love Memory~【完】

あたしがそう言うと、一人の先輩が口を開いた。





「お前なんかにわかるかよ。俺達の気持ちが」










―――わかるわけないじゃん。




と思いながらも、先輩の話に耳を傾ける。







「俺達は、赤石のせいで彼女を失った」



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