ただ、あなたを。 ~Love Memory~【完】

そんなあたしを見て、菜流は「嘘ぉ…」と呟いている。




あたしはクスクス笑うと、健人さんに渡された着替えに視線を移した。








「ん?何コレ」




そう言ったあたしの手元には、派手な柄のビキニ。






「あ、あたしのもなんだけど……」




そんな菜流の手元には、胸元の大きなリボンが特徴的なビキニが握られている。






ビキニ以外にも手渡された物があって、それはショーパンと前のチャックがウエストらへんまでしか上がらない様になっているパーカー。




つーか、そんなに谷間が見たいのか?



だからパーカーが途中までしか閉めらんないのか?





そんなに見たいの?



……男子の考えてることってわかんない。




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