ただ、あなたを。 ~Love Memory~【完】
そう思った時。
後ろから体を引っ張られて。
「すいません、お客様。何か不都合でも?」
その声が聞こえると同時に、男の手が離れる。
「チッ……ねぇよ」
「そうですか。それでは失礼します」
あたしは、そのまま店の奥へと連れて行かれた。
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「何ナンパされてんだ!陽花は隙が有り過ぎんだ、バカッ」