ただ、あなたを。 ~Love Memory~【完】



そんな菜流と大和は放っておいて、あたしと新は部屋に戻った。





「星、綺麗だねー」





そう言ったあたしの視線の先には、部屋の窓から覗く夜空。



雲一つ無い夜空に、沢山の星が鏤(ちりば)められている。







あーぁ、あたしもあんな風になれたらいいのに。


星みたいに、輝けたらいいのに。




あの星に、なりたい。





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