ただ、あなたを。 ~Love Memory~【完】


「キス、していい?」






「…へ?」


行きなり変なこと聞くから、気の抜けた声が出てしまった。




てか、そんなこと聞かないでよ…!





「ま、駄目って言われてもするけど…」






「――っ!?」








新の整った顔が近付いてくる。










あたしはそっと、目を閉じた。




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