ただ、あなたを。 ~Love Memory~【完】
宝物
「ねぇ新、これ可愛い?」
可愛いフリフリのスカートを自分の体に合わせて新に見せている、あたし。
只今、学校帰りにショッピング中です♪
「ん、可愛いよ。でも、陽花にはこっちの方が似合うと思うな~」
「本当~?」
あたしは、新が持ってきたスカートを自分の体に合わせる。
「ん、似合う」
新がはにかむ。
それだけであたしの心はキュンッとして。
「じゃ、買っちゃぉー♪」
あたしは迷わず、そのスカートをレジに持っていった。