ただ、あなたを。 ~Love Memory~【完】
「こっちこっち」
そう言う新に連れてこられたのは、沢山のペアリングが並んでいるコーナー。
「わぁ…!可愛い!!」
「何れがいい?」
「…え?」
その言葉を聞いて、思わず新を見詰める。
「だ~か~ら~!買ってやるから!何れがいい?」
「い、良いの?てか、何で??」
「男避け。それに…、陽花は俺の物だって見せ付けたいの!」
新、顔、真っ赤だよ?
それに、何で?
何で新は、何時もあたしを愛しい気持ちで一杯にさせちゃうの?
もう。
新、大好きだよ。