ただ、あなたを。 ~Love Memory~【完】


「新、お金…」



「良いの良いの。俺があげたかったんだし」






「で、でも…!」



今はあたしの家の前。





さっき買ったリングのお金を、払わせてくれない新。


でも、お金のことはきっちりしときたいのがあたしで…。






「良いんだって!その代わり…、その代わり、ずっと俺の隣にいてくれれば良いから…」




新は真っ直ぐあたしを見詰める。



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