ただ、あなたを。 ~Love Memory~【完】


うぅ…。




嬉しい…嬉しいよ、新…。





「新、ありがと!!」



あたしは、最高の笑顔を新に向けた。





それを見て、新も優しく笑う。



「陽花、また明日な。バイバイ」





「ん。バイバイ」


新が、段々あたしの家から遠ざかる。






あたしは、段々小さくなっていく新の背中を見詰めていた。



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