ただ、あなたを。 ~Love Memory~【完】

「新!!!!」



あたしはそう叫んで、ベッドから飛び降りる。







そのまま部屋を出ようとすると、女の人に肩を掴まれた。





「離して…!!」




「嫌よ!何処に行くの?!」



女の人が離してくれる様子はない。






しかも、風邪を引いていたせいか、振り払う力もなくなってる。





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