ただ、あなたを。 ~Love Memory~【完】

――ガラッ。






この部屋の扉が開く。




入ってきたのは、さっきの女の人。








入ってくるなり、口を開く。




「赤石さんは、304号室だったわ。ここを出て、左に曲がればあるわよ。個室だったから、赤石さん以外の病人はいないことになるわね」




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