ただ、あなたを。 ~Love Memory~【完】

―――バカ?





意味わかんないこと、言わないで。










「本当、バカじゃないの?!そんなんでどうなるわけでもあるまいし!!」




「だってさ…、あたしが…ッ…」








「そんなんだから、ダメなんじゃん!!気をしっかり持っ「うるせぇな」







菜流の声を遮った、低い、低い声。




聞いたことの無いくらい低い声だったけど、誰の声なのかあたしにはすぐわかった。






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