オレにとってのNo.1~言えない秘密~続編
とんでもなく失礼な事を言っているのは、分かっている。
でも、どうしても自分の気持ちを抑えきれなかった。
「お義母さん。私、決めてますから。絶対に勇人の側から離れないって・・・」
もう二度と、あいつらから大事な人を奪わせない。
「私、勇人を信じています。少なくとも、勇人は私を信じてくれたから」
呆然とするお義母さんを置いて、私は病室へと戻った。
誰が何と言おうと、私は勇人の側から絶対に離れない。
「勇人、ごめんね。私、勇人の事を信じてる。絶対に目を覚ますって信じてるから・・・」
大きくて温かい手を握り締めながら、ずっと私は勇人に話しかけていた。