オレにとってのNo.1~言えない秘密~続編



ようやく酸素マスクを外された勇人は、消え入りそうな声で、私を呼んだ。


「美優…」


まだ力が入らないだろう手を、必死に伸ばしている。


「どうしたの?」


私は走って駆け寄ると、勇人の手を握った。


「ごめんな…。いっぱい傷つけて…」


「えっ?」


何言ってるの?


「やめてよ。謝らないといけないのは私だよ?」



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