オレにとってのNo.1~言えない秘密~続編
「オレは、シュウと言います。紫陽(しよう)というグループです」
そう言ったのは、少し甘いルックスの男の方だった。
肩はオレと並んでいるから、180センチくらいは身長があるな。
スラッとしたスマートな男で、総長と言わなければ威圧感もない。
「紫陽って知ってるよ」
そう言うと、シュウは少し明るい顔をした。
「本当ですか?光栄です」
確か、けっこうこの辺りじゃ、有名なグループだよな。
へえ~。
こいつが、その総長か。
「それから、こいつがね・・・。グループ名を聞いたらピンと来るよ」
竜は、もう一人の男の方を指差した。