オレにとってのNo.1~言えない秘密~続編
そいつは、シュウと比べると男っぽくて、体格もがっちりとしている。
少し濃いめの顔立ちで、威圧感もあった。
オレたちよりも、若干背も高いせいか、真顔でいられるとオレでも警戒するな・・・。
「初めまして。オレは敦志(アツシ)と言います。アゲハの総長です」
ん?
アゲハって、どこかで聞いた様な・・・。
「覚えてるか?佑斗さんが、昔絡んでた族のグループだよ」
「あっ!!」
思い出した。
確か、親父がこの世界のナンバーワンになるきっかけになった事件の、グループじゃなかったか?
「まだ、グループは存在してたのか・・・」
「はい。あの事件の頃には、もちろん生まれてもなかったんですけど、今でも伝説みたいに皆知っています」