オレにとってのNo.1~言えない秘密~続編
「バッヂ?」
シュウは頷くと、説明をしてくれた。
「勇人さんの組の人間は、その組のバッヂをつけてますから」
そういえば、確かにみんな、社章の様な物をつけてる…。
あれって、組のバッヂだったんだ。
「ちなみに、美優さんは気をつけた方がいい」
「私…?」
何で?
「勇人さんをおびき寄せるのに、一番手っ取り早いのは、美優さんを狙う事ですから」
「ついでに言うと、女の方が分かりやすいんだよ。ヤクザの家を出入りする女は、たいてい姐さんだから」
二人の話しに、言葉が出なかった。