オレにとってのNo.1~言えない秘密~続編



何も言い返せないまま、しばらく沈黙が続いた。

勇人は、ずっと私を睨んでいる。


言い過ぎた私が悪いのに、素直になれなくて、“ごめんなさい“の言葉が出なかった。


「分かりたくもないわよ。ヤクザも勇人も…」


気持ちとは矛盾した言葉はがりが、口をついて出る。


だって、嫌なんだもん。

勇人が、私以外の女の人に触れたのが…。


勇人だって悪いよ。


悪いんだよ…。




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