オレにとってのNo.1~言えない秘密~続編



「何よ。あんたたち、人を使わないと、勇人一人もおびき出せないの?」

両親を殺した組の奴らに、勇人まで危ない目には遭わせたくない。


「何だと?優しくしてれば、調子に乗りやがって!」


カッとなった男に、思い切り平手打ちを食らってしまった。


いったぁ~。


頬がジンジンする。


「おい、姉ちゃん。勇人が来る前に、口が利けない様にしてやろうか?」


前髪を掴まれ、顔を上げさせられた。


痛いけど、これくらい我慢しなきゃ。




< 88 / 126 >

この作品をシェア

pagetop