オレにとってのNo.1~言えない秘密~続編
「何よ。あんたたち、人を使わないと、勇人一人もおびき出せないの?」
両親を殺した組の奴らに、勇人まで危ない目には遭わせたくない。
「何だと?優しくしてれば、調子に乗りやがって!」
カッとなった男に、思い切り平手打ちを食らってしまった。
いったぁ~。
頬がジンジンする。
「おい、姉ちゃん。勇人が来る前に、口が利けない様にしてやろうか?」
前髪を掴まれ、顔を上げさせられた。
痛いけど、これくらい我慢しなきゃ。