蒼空
「あれ〜、葵衣ちゃん寝ちゃったのかなぁ。」
……ダメダメダメ反応しちゃダメ
「僕、葵衣ちゃんとお話したかったのに……。」
なんなんだ……無視することが出来ない……
私は仕方なく顔を上げた。
「葵衣ちゃん起きた!ねぇねぇ、葵衣ちゃん僕とお話しよ?」
可愛い顔……小動物みたい
女の子みたいだ。
アオイ「いいよ!ニコッ」
「葵衣ちゃん可愛い〜!僕の名前は蛎崎侑都(カキザキユウト)。ユウって呼んでね。」
大きい瞳を細めて私に向かって微笑む。
サラサラな髪の毛は綺麗にオレンジに染まっている。
アオイ「ユウ、よろしくね☆」
私は営業スマイルで対応する。