see you again
みつけた…

いつも壁越しに聞いていた彼女の声


なんの仕切りもなしに聞いたのは初めてだった。なんだかとても懐かしい不思議な感覚を覚えた。






「ねぇおじさん、あの男の子おじさんの親戚かなんか?」


いつものアイスココアを飲みながらおじさんにたずねてみた。


「いや少し前に店の前に居たのを声かけたんだ」

初めて会ったのにずっと前に会ったことのあるようなそんな気がした…


もう一度逢いたい

逢ってみたい――…



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