see you again
最終章

決意と真実




「娃弥!ライブが決まったわ」

中村さんからの電話。

驚いた。


デビューしてまだ1年もたってないのにライブが出来るなんて。

思ってもみなかったことに私は座っていた椅子から勢いよく立ち上がったしまった。


前にいた朋果ちゃんがビックリした顔で私を見ている。



電話を切ると、一気に体の力が抜けて椅子に座った。

「どしたの??」

「ライブ。決まったって…」

頭の中が混乱してそれしか言葉にならなかった。


「すごーい!!やったじゃん娃弥!」

朋果ちゃんはまるで自分のことのように喜んでくれた。


「ねっお祝いしよっ!みんなで」

「えっ、でもみんな忙しいでしょ?」

「だいじょーぶ、みんな娃弥のためなら時間作ってくれるって」

その自信はどこからくるんだろう…?

と思ってしまうほど朋果ちゃんは自信たっぷりだった。

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