see you again
「人のココロってどうしてあんなにも簡単に変わってしまうんだろう…」
独り言のように呟く私の声を倫汰くんはしっかりと聞いてくれていた
「…昨日まで無視してた人が急に話しかけてくるの……一度一人にしたんなら最後まで一人でよかった…知ってしまったら一人が怖くなるから……」
落ち着いたはずなのにまた涙がでてくる
倫汰くんは私の隣に座って私の頭をそっとなでた
「友達ってなに?…友達って……自分の地位をあげるための道具でしかないの!?……私…もうわかんないよっ…」
どれくらいたっただろう
机の上の氷はすっかり溶けてグラスのまわりは水滴でひかっていた
「人間なんてみんな単純で自分勝手な生き物なんだ…自分がよければまわりの人がどうなろうと関係ないんだ。友達なんて口では言ってるけど本当は頭で何を考えているかなんてわかったもんじゃない……」
突然話しだした倫汰くんにびっくりして顔をあげると、真剣な顔の倫汰くんがいた。倫汰くんは私の涙でぬれている眼もとをふいて言葉を続ける
「“自分の地位をあげるための道具”…か、たしかにそうかもしれないね……でも僕はこの世界でたった一人の牧原娃弥と友達になったんだ!」
「何があってもずっと友達だから…娃弥ちゃんはもう一人じゃないんだよ?一人が怖いなら一緒にいてあげるし、相談だっていくらでものってあげるから……だから…泣かないで?」
独り言のように呟く私の声を倫汰くんはしっかりと聞いてくれていた
「…昨日まで無視してた人が急に話しかけてくるの……一度一人にしたんなら最後まで一人でよかった…知ってしまったら一人が怖くなるから……」
落ち着いたはずなのにまた涙がでてくる
倫汰くんは私の隣に座って私の頭をそっとなでた
「友達ってなに?…友達って……自分の地位をあげるための道具でしかないの!?……私…もうわかんないよっ…」
どれくらいたっただろう
机の上の氷はすっかり溶けてグラスのまわりは水滴でひかっていた
「人間なんてみんな単純で自分勝手な生き物なんだ…自分がよければまわりの人がどうなろうと関係ないんだ。友達なんて口では言ってるけど本当は頭で何を考えているかなんてわかったもんじゃない……」
突然話しだした倫汰くんにびっくりして顔をあげると、真剣な顔の倫汰くんがいた。倫汰くんは私の涙でぬれている眼もとをふいて言葉を続ける
「“自分の地位をあげるための道具”…か、たしかにそうかもしれないね……でも僕はこの世界でたった一人の牧原娃弥と友達になったんだ!」
「何があってもずっと友達だから…娃弥ちゃんはもう一人じゃないんだよ?一人が怖いなら一緒にいてあげるし、相談だっていくらでものってあげるから……だから…泣かないで?」