see you again
どうすればいいのかわからなかった。

私はその夜おじさんに電話をした。



「…もしもし、おじさん?」

『おぉ、娃弥か久しぶりじゃないか。調子はどうだ?』

本当に久しぶりだ。ホントはもっとはやく連絡したかった、でもいろいろあってなかなか時間がなかった。

「うん…私分からないんだ。ねぇ……おじさん、私変わったかな?」
おじさんはしばらく黙ってから話しだした。


『お前がそう思うならそうなのかもしれない。でも違うと思うなら違うんじゃないか?』

「私はそれがわからないんだ……」
『オレには最近お前が無理してるように見える』


やっぱり、そうなんだ…


変わってしまった

私はもう前みたいにはなれない。



「ありがとう。なんかちょっと楽んなった!」
『いつでもかけてこい』


そう言って電話をきった。
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