see you again
なかの手紙を開くとマサキの字が並んでいた。
“娃弥へ”
“娃弥、アメリカに行くこと黙っててごめん。
それと、この前はあんなこと言ってホントにごめん。娃弥の気持ちとか考えてなかった…。
俺さぁ娃弥の歌がすげぇ好きなんだ。
だから諦めて欲しくなくてついあんな言い方しちゃったんだよ”
マサキ…そんなこと思ってくれてたの?
“正直、俺も娃弥の歌が変わっていくのは寂しかった。でもそれも全部娃弥の歌だから、応援したかったんだ。”
読み進めるたびに鼻の奥がつんとなった。
“それと…俺さ大事なこと娃弥に言ってなかったんだ”
“でも、それはちゃんと俺が日本に帰ってから伝えるよ。
じゃあ 仕事がんばれよ”
“マサキ”