see you again
「あーぁ、なんかもう諦めらんないなぁ〜」


嬉しくて自然と笑みがこぼれた。


頑張ろう。

私の歌が好きだって言ってくれる人がこんなにすぐそばに居るんだもん
諦めるわけにはいかないよ



「あぁぁー!!!」

手紙を読み終え一人考え込んでいると、突然翠ちゃんが手にしていた雑誌を見ながら叫んだ。


「うるせぇーなぁなんだよ」

潤くんは顔をしかめて椅子から立ち上がった。
そして、翠ちゃんの後ろから雑誌を覗き込んだ。
< 69 / 142 >

この作品をシェア

pagetop