see you again
それからしばらく泣いて気が付いたら眠っていた。


コンコンッ

ドアをノックする音が聞こえて、私は何度か目を擦ってドアを開けた。



「…亮くん、倫汰くん…朋果ちゃんも」




「大丈夫?」

朋果ちゃんが心配そうな顔で聞いてきた。


「うん…全然大丈ッ──ゲホッゲホッ」


さっき大声で泣いた所為なのかちょっと喋っただけで喉が痛い。



「娃弥!!どうしたの!大丈夫!?」

朋果ちゃんが慌てて駆け寄ってきた。
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