see you again


「オレ誰か呼んでくる」

そう言って亮くんが部屋を出て行った。


「娃弥!!ねぇどうしたの?娃弥!?」

私の肩を強く抱いて目に涙を溜めて朋果ちゃんが何度も私の名前を呼んだ。



一人私の病気の事を知っている倫汰くんはすぐに私のカバンから薬を出して水と一緒に持って来てくれた。


「娃弥ちゃん、飲める?」

そう言って差し出された薬を受け取って口に入れた。

私の喉は水を通す事さえも許さなかった。


それでも無理やり薬を流し込んだ。



バンッ!!

大きな音がして亮くんが戻ってきた。

「救急車呼んだからもうすぐ来る」


救急車?

ダメ……そんなことしたら


私──…
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