夜の海、盲目
夜の海って、果てしなく暗い。空が暗いなら海も暗いもの。
でも光さえ与えれば、昼とは違う美しさで私を魅了する。
だからこの恋心を、貴方の笑顔を、夜の海に例える。
「盲目。」
「ん?何か言った?」
「フフ、いいえ何も言ってないわ。」
「魅歩は時々、俺に隠し事するよね。」
「えぇ?貴方に隠していることなんて山ほどあるわ。第一に、隠し事を話す仲じゃないじゃない?」
貴方がたまに見せる、歴史が動いた瞬間を見たような驚いた顔…たまらない。
「そう、そうだね。俺達はずっとそんな仲じゃないね。」
チクリ。
もう、やっぱり鈍感。
でも光さえ与えれば、昼とは違う美しさで私を魅了する。
だからこの恋心を、貴方の笑顔を、夜の海に例える。
「盲目。」
「ん?何か言った?」
「フフ、いいえ何も言ってないわ。」
「魅歩は時々、俺に隠し事するよね。」
「えぇ?貴方に隠していることなんて山ほどあるわ。第一に、隠し事を話す仲じゃないじゃない?」
貴方がたまに見せる、歴史が動いた瞬間を見たような驚いた顔…たまらない。
「そう、そうだね。俺達はずっとそんな仲じゃないね。」
チクリ。
もう、やっぱり鈍感。