夜の海、盲目

「思い込みかもしれないけれど、魅歩はいつも僕の傍にいてくれる。」

「ええ。だって貴方が図書室にいるときはいつも傍にいるもの。」

「そう、やっぱりそう。」


嬉しそうに笑ってくれても、嬉しくないわ。

貴方が私を好きじゃないなら、嬉しくなんかないんだから。
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