夜の海、盲目

あの日、初めて話した日から…

告白した今日まで、


たくさん話ができたのね…


―――――


「あの、すいません。」

「はい。」

「隣…いいですか?」

「はい、お好きにどうぞ。」


…不思議ね、この人、真っ白。


ほら自分にはないもの。


この日はまだ、真っ白の本当の意味を知らなかった。
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