スノードロップ
「鑑識から報告書
持ってきました」
捜査員の一人が
入ってきた。
佐々木が見当たらないため、
須藤がそれを受け取った。
「ん?
あの鉢植えの報告書か」
立花は須藤の後ろに回り、
覗き込んだ。
「スノードロップかぁ…
名の通りほんとに
雪の雫みたいに
見えましたね」
須藤は頷き
報告書を立花に
渡した。
「指紋の付着は
いっさいなかった
みたいやな…
手袋をしてたか、
拭き取ったか…」
立花は頷いた。
「はい。
少しとはいえ装飾も
してあったのに、
指紋が全くつかない
なんて変です。
誰かの置き忘れの
線はないですね」
「あぁ…
被害者の物か
犯人の物かは
わからんけど、
調べる必要あるな」
須藤は窓に向かい、
外を眺めた。
立花は腕時計を見た。
午前八時四十分…
少しでも休もうと
軽く目を閉じた。
持ってきました」
捜査員の一人が
入ってきた。
佐々木が見当たらないため、
須藤がそれを受け取った。
「ん?
あの鉢植えの報告書か」
立花は須藤の後ろに回り、
覗き込んだ。
「スノードロップかぁ…
名の通りほんとに
雪の雫みたいに
見えましたね」
須藤は頷き
報告書を立花に
渡した。
「指紋の付着は
いっさいなかった
みたいやな…
手袋をしてたか、
拭き取ったか…」
立花は頷いた。
「はい。
少しとはいえ装飾も
してあったのに、
指紋が全くつかない
なんて変です。
誰かの置き忘れの
線はないですね」
「あぁ…
被害者の物か
犯人の物かは
わからんけど、
調べる必要あるな」
須藤は窓に向かい、
外を眺めた。
立花は腕時計を見た。
午前八時四十分…
少しでも休もうと
軽く目を閉じた。